卵子凍結にかかる費用はいくら?——将来の不妊治療に備える社会的卵子凍結の助成金事情
将来の妊娠に備える社会的卵子凍結の費用相場と、自治体による助成金の実施状況、保管費用まで含めたトータルコストを解説。
卵子凍結には「医学的」と「社会的」の2種類がある
卵子凍結には、がん治療などで生殖機能に影響が出る前に行う「医学的卵子凍結」と、将来の妊娠に備えて健康な状態のうちに行う「社会的卵子凍結」があります。医学的卵子凍結は保険適用や助成の対象になりやすい一方、社会的卵子凍結は基本的に自由診療となり、費用は全額自己負担が原則です。
社会的卵子凍結の費用相場
社会的卵子凍結の費用は、採卵1回あたり30万円から60万円程度が相場とされています。これに加えて、事前の検査費用やホルモン注射などの投薬費用が数万円から十数万円かかることが一般的です。採卵で得られる卵子の数は年齢や体質によって差があり、十分な数を確保するために複数回の採卵が必要になるケースもあるため、トータルでは100万円前後かかることも珍しくありません。
凍結後の「保管費用」も忘れずに
卵子凍結でかかるのは採卵時の費用だけではありません。凍結した卵子を保管し続けるための年間保管料が別途必要で、クリニックによって年間1万円台から数万円程度かかります。将来使う予定がなくなった場合も、廃棄の手続きをしない限り保管料が発生し続けるため、長期的な費用計画を立てておくことが大切です。
自治体の助成金は少しずつ広がっている
社会的卵子凍結に対する公的な助成は、2026年時点ではまだ限られた自治体のみが独自に実施している段階です。東京都をはじめ一部の自治体では、採卵費用の一部を助成する制度が設けられており、保管費用の一部を補助する制度を併設している例もあります。助成の有無や上限額、対象年齢は自治体ごとに大きく異なるため、居住地の自治体窓口や公式サイトで最新の実施状況を確認し、対象条件を満たすタイミングで検討することをおすすめします。
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