不妊治療費は医療費控除の対象になる?——助成金との重複計算と確定申告での注意点
不妊治療にかかった費用が医療費控除の対象になるかどうか、助成金を受け取った場合の計算方法と確定申告での注意点を解説。
「保険適用外だから控除も無理」ではない
不妊治療は保険適用の範囲が広がったとはいえ、自由診療や先進医療を併用するケースも多く、自己負担額が大きくなりやすい。この自己負担分は医療費控除の対象になるが、助成金を受け取っている場合の計算方法を誤ると、控除額を少なく申告してしまうことがある。
不妊治療費が医療費控除の対象になる基本ルール
- 保険診療・自由診療どちらも対象になり得る:治療目的であれば、保険適用の有無に関わらず医療費控除の対象となるのが原則。
- 体外受精・顕微授精なども対象:高額になりやすい生殖補助医療も、治療目的の支出として控除対象に含まれる。
- 通院のための交通費も対象になる場合がある:公共交通機関を使った通院費用は、領収書がなくても記録を残しておけば医療費控除の対象にできることが多い。
助成金を受け取った場合の計算方法
- 助成金を受け取った分は医療費から差し引く:医療費控除の対象額は「支払った医療費 − 助成金・給付金などで補填された金額」で計算する。
- 助成金の入金時期がズレる場合の扱いに注意:治療を受けた年と助成金が支給される年がズレる場合、控除額の計算タイミングに注意が必要。
- 加入している医療保険からの給付金も差し引き対象:不妊治療特約付きの医療保険から給付金を受け取っている場合も、同様に差し引いて計算する。
確定申告に必要な準備
- 領収書・治療明細をすべて保管する:クリニックごと・年ごとに整理しておくと、確定申告時の計算がスムーズになる。
- 助成金の支給決定通知書を保管する:受け取った助成金の金額を証明する書類として必要になる。
- 医療費控除の明細書を作成する:支払った医療費の合計額と、助成金などで補填された金額を明細書にまとめて提出する。
夫婦どちらの名義で申告するのが有利か
医療費控除は世帯で合算して申告できるため、夫婦のうち所得税率が高い方の名義でまとめて申告する方が、還付される税額が大きくなる傾向がある。どちらが申告者になるかは、それぞれの所得水準を確認したうえで判断したい。
まとめ
不妊治療費は保険適用・自由診療を問わず医療費控除の対象になり得るが、助成金や給付金を受け取っている場合はその金額を差し引いて計算する必要がある。領収書と助成金の通知書を整理し、夫婦のどちらの名義で申告するのが有利かも含めて準備しておきたい。
まずは無料で診断してみましょう。
ベルタプレリズムで妊活を始める (男女兼用妊活サプリ)